持続可能な開発目標: SDGs

2015年国連で採択されたSDGs(Sustainable 　Development　Goals)「持続可能な開発目標」は、貧困や飢餓など

世界が抱える多くの問題を解決するために掲げられた国際目標です。2030年までに目標達成するために17のゴールと169のターゲットがあります。

目標達成のためには、企業や自治体等だけではなく、個人の行動も重要なカギとなります。誰かがやるのではなく、誰もが自分事として関わらなけらば達成できません。

まずはできることから始めよう！と、家庭でできる省エネ生活に取り組むことにしました。その上、２月は省エネ月間なので今こそといえます。

わが家は現在改築を機に今まで25年間使った古い冷蔵庫を廃棄し買い換えることにしました。家庭で省エネをするには家電の買い替えが一番。特に一日中稼働する冷蔵庫が良いと聞いていたので、買い替え時です。

現在は間借りをしている友人宅の冷蔵庫を借りています。146Lの冷凍冷蔵庫（冷蔵100Lで冷凍庫は46L）とても小さい冷蔵庫で、学生や独身者用のサイズ。当初これではさぞかし不便だろうと思っていたのですが、意外にも生活できます。

 まず冷蔵庫を開けると中身がすぐわかるので、無駄な買い物をしなくなりました。

また、冷蔵庫に入れる必要のない瓶詰や調味料などを庫外にだしたので、頻繁に使って使い切ります。この冷蔵庫のお陰で「食品ロス」が無くなりました。

「食品ロス」とは本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことで、食べるものを捨てるのはもったいないのと環境にも悪い影響を与えてしまいます。食品ロスは今や深刻な問題でSDGsの目標のひとつでもあります。

＊日本で年間2550万tもの食品が廃棄され、そのうちまだ食べられる食品は612万t。これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量の1.6倍にあたいします。（消費者庁）

ならば、今回購入するのはなるべく小さくて消費電力が少ないものを選ぼう！と電気屋さん巡りを始めました。しかし、売り場は450L～500Lを超える大型冷蔵庫ばかり。また、若い世代を対象にしているせいか？大容量の冷凍室が目立ちます。60代の夫婦二人で使うのに大型冷蔵庫は必要ありません。

年間消費電力と省エネ基準達成率をチェック

冷蔵庫に貼ってあるPOPやカタログを真面目に読んでみると、300L前後のものより400L以上のサイズの方が消費電力が少なく省エネ機能が高い。小さいほうが消費電力が少なく省エネできると思っていたので意外でした。これは、冷却の仕組みや断熱性能が高くなっているからで、値段が安い小型冷蔵庫には新しい機能を搭載できないからです。

 さらに電気代を考えるならば「省エネ基準達成率」の高いものを選んだ方が良いとのこと。これは国が定めた省エネ基準を％で示したもので、優れた省エネ性能を求めるなら「省エネ基準達成率」が100％以上を目安にした方が良いことが分かりました。

カタログにはすべての冷蔵庫の年間消費電力と省エネ基準達成率が記してあります。大型サイズのものは消費電力が少ないものも多くて、新型ほど省エネ基準達成率は10０％を超えています。各社さまざま便利な機能や省エネ機能を搭載していますが、それだけに値段も高価で我家の予算をかなりオーバーするものばかり。

近年の酷暑を乗り切るには150L級の冷蔵庫では小さすぎるし、年間消費電力が多くて省エネになりません。我家の予算内で消費電力が少なくて、省エネ基準達成率良いものを探し、色々と悩んだ結果375Ｌの冷蔵庫を購入することになりました。

思っていたより大きな冷蔵庫になってしまいましたが、この冷蔵庫で省エネ生活の第一歩を踏み出すことになりました。大切に使っていきたいと思います。

なんと！冷蔵庫のパンフレットには「省エネのためのじょうずな使い方」が書いてあります。

①ドアの開閉は少なく、手早く

②食品の詰め込みすぎは禁物

③熱いものは冷やしてから

④冷蔵庫の周囲に適当な隙間をあけて

⑤傷んだパッキングは取り替えて

なるほど、省エネ機能を搭載した冷蔵庫に買い替えただけでは省エネ生活とはいえませんね。日々５つのポイントを守りながら省エネ生活に取り組んでいきたいと思います。