フィリピン女性支援＆フェアトレード活動団体「パクパクナティン」について

パクパクナティン Papak Natin について / About us

1990年代にマニラに暮らし、現地でピナトゥボ火山噴火(1991年)の被災者救援のボランティア活動（ピナトゥボ救援の会=緊急援助）に取り組んだメンバーが、帰国後、日本国内からフィリピンNGOの活動を支援することを目的に2000年2月に活動をスタートした非営利団体(NGO: 任意団体)です。

寄付ではなくフェアトレードを

ピナトゥボ災害は1990年代半ばすぎには、寄付中心の緊急援助から生計自立援助期に入り、現地で市民レベルでの支援の難しさを実感しました。
日本からの支援にあたっては、「あげる人・もらう人」という一方的な関係ではなく、対等な関係でつながりあいたいと、フィリピンのNGOの女性たちの収入生計向上のためのプロジェクトで作られる商品を買うことで彼らを支えるフェアトレード活動を開始、以来20年間活動を継続しています。

Pakpak Natinとは、フィリピノ語で「私たちのつばさ」という意味です。フィリピンの女性たち、そして日本の私たちが、それぞれりつばさの力を信じ、公正で持続可能な社会をめざして行動していこうという思いをこめています。

フィリピンを知り、学びあうワークショップとフェアトレード&エシカル消費の推進活動

日本ではフィリピンについてあまり知られていないことを痛感し、衣食住をはじめとした身近なフィリピン文化を紹介し、日比の歴史についても学んで伝えています。

また、バナナやコーヒーなどの商品から南北問題を知り・学びあうワークショップも行っています。フィリピンなど途上国が抱える貧困問題や環境問題の現状を知らせ、私たち日本の消費者のあり方と密接につながっていることを伝えたい。そして、問題解決のひとつの方法が、フェアトレードやエシカル消費であることを、多くの人に知ってほしいと思っています。