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アメリカのフェアトレード 西海岸ポートランドPortland編 

空飛ぶ赤ずきん@USA レポート 西海岸 Portland 編 2013 年 5 月 遠藤康子

 

緑が美しい、人にやさしいポートランドのまち

サンフランシスコから国内フライトで約 1 時間半。オレゴン州ポートランド空港に到着したのは深夜。ダウンタウンのホ テルへはライトレール(電車)で行けば大丈夫と地元の人に アドバイスされ、人っ子一人いない最寄駅へ午前零時半に降り立った。ここは危険なアメリカ、深夜にトランクをごろごろ転がして1ブロックも歩いて大丈夫なのか? 怪しげなおじさんとすれ違い声をかけられたが、”NO!!”と叫んで撃退し、ホテルめざしてダッシュ。みんなが安全というダウンタウン、ほんとなのかな?

翌朝、緑が美しく輝きごみ一つ落ちていない清潔な町並に驚く。毎朝夕、清掃をして管理しているそうだ。市民の足は縦 横に走るトライメット路面電車)とストリートバス。車なしで移動できる生活水準も高い環境先進都市なのだという。 飲食店での喫煙は不可。こぢんまりとまとまり、イメージはヨーロッパ。ナイキ本社がありハイテク企業も多く、シリコ ンフォレストともいわれている。TAX フリーでもある。

車いすの人もトライメット(路面電車)で自由に移動していました。

 

Portland 観光局のシニアスタッフ。リタイアした後、ここでボラ ンティアとして楽しく働いているそうです。笑顔のボランティア がまちの戦力になっていました。

観光局のガードマンさん。 赤ずきんちゃんはみんなに笑顔 を届けます!

スーパーマーケットでは、新鮮な地場野菜やオーガニック野菜が 豊富だが、ヨーロッパと違って認 証ラベルのついたフェアトレー ドチョコレートやコーヒーは見かけなかった。

 

まず観光局で地図を購入、市内にあるはずのフェアトレード ショップの場所を確認してから訪ねたが、発見できなかった。 そこでもう一店舗、郊外のお店に足をのばした。路面電車の 乗り継ぎに 2 度失敗し、徒歩で 50 分、落ち着いた住宅街ノ ブヒル Nobhill に何とかたどりついた。トレンディ—なおし ゃれな shop が点在し、日本でいえば青山のようなエリアだ。

Olivewood & Brass fair Trade オリーブウッド&ブラス フェアトレードショップ

Olivewood & Brass  Fair Trade  (フェアトレードショップ)は 半地下にあるおしゃれなお店。

Evergreen のオーナーJeff さん と。赤ずきんちゃんの変身ぶりに はびっくり!ここでも売れるよ、 値段は?仕入れ方は?と即商談 となりました。赤ずきんちゃんはア メリカでも受け入れられることを 確信しました!

オーナーは Jeff Owen さん さんは東海岸生まれ。ワシ ントンで国際開発の仕事に携わ っていたという。念願のフェアト レードショップを 2012 年12月にオープンしたばかり。彼の志は高く、扱い品は100%フェア トレード商品。彼の仕入れ方法や アメリカのフェアトレード事情 をいろいろと教えてもらうことができた。ギフト商品が中心でクリスマスシーズンの売り上げはよかったそうだ。 私が市内のショップを発見できなかったと話すと、以前は市内 に”Ten Thousand Villages“シ ョップがあり、売り上げが好調で、店舗を2 倍の大きさに拡張したのだが、その直後にリーマンショックに見舞われ、売上が伸びずに惜しまれて閉店したそ うだ。

現在、Portland のフェアトレードショップは Jeff さんの店一つだそうだ。社会企業家として、ぜひがんばってほしい。

アメリカの主なフェアトレードチョ コレートは 5 種類。Divine, Equal Exchange, Newman ’ s ( 一 部 ) , Green+Black(一部),Theo(唯一ア メリカシアトルで製造されている チョコレート) 各 4 ドルくらい。

 

Dracula’s Monkey アップサイクルショップ

ウィラメツト川 South Water Front でおしゃれなアップサ イクルのお店を見つけました

オーナーはデザイナーでもあ り、ビンテージのレコードジャ ケットでバッグを製作したり、 アップサイクルを楽しんでい るといます。 ブラジルブランドのプルタブの パーティーバッグやリサイクルプラスチックのバッグなどの売 り上げは好調だそうです。

 

 

エココンシャスなドレスショップ”EcoVibe。

どこがエコなのか聞いてみたら、再生生地を使用している こと、サイズを一つにして、在庫の無駄を省くデザインを 採用しているそうです。

 

障害のある人もない人も暮らしやすいバリアフリーの市内公共交通網

Portland でとても驚き、カルチャーショックを受けたのは、バリアフリーの公共交通網。トライメットに飛び乗ると、必ず車いすの人が乗っています。介助なしで自由に乗降できるのです。 皆楽しそうに笑顔でおしゃべりを楽しんでいるのがとてもすてきでした。こんな光景を日本でも見られるといいなあ、と。

車いすの人も自由に移 動していました。トライメット(路面電 車)1日券 5 ドル

自 転 車 も 持 ち 込 み OK。バスも外側前面 に載せられる仕組み になっています。

オレゴン医科大学のホールでハンド メイドバザーが行われていました。 ネコの遊ぶ毛糸玉を作っている女 性。変身赤ずきんちゃんにお孫さん も大喜び。女性たちのバッグや小物 の作品は繊細で丁寧に作られている ものばかりでした。

Ben&Jerry’s のアイスクリ ームショップ。オーナーの二 人は、アメリカのフェアトレ ードをけん引している人物。 安心して食べられるアイスク リームです。

 

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