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4.232020
フィリピンのおいしい旅2 おやつ&スナック編
●フィリピンのおいしい旅 2 おやつ&スナック編
フィリピンでは絶対に?!欠かせないおやつタイムを「merienda」ミリエンダといいます。フィリピンでは食事以外に間食を取る習慣、ミリエンダタイムがあります。この習慣は、家庭だけでなく、オフィスや学校でも時間がくれば堂々と間食を取るので、一日に5-6回は飲食をすることになります。これはスペイン統治時代からの伝統のようですが、フィリピンでは甘いお菓子に限られずインスタントラーメンやサンドイッチ、肉まん、焼きそばなどメニューが豊富。
そんなわけで、町にはバナナやココナツを使ったお菓子やスナック屋さんがあちこちにあって「おやつのパラダイス」。フィリピンで食べたおいしいおやつをご紹介します!
①Tinupig Piaya ティヌピグ ピアヤ
イロコスノルテ州の街道沿いで見つけたフィリピンのおやつティヌピグ(またはトゥピグ TUPIG)。いわば、フィリピンのおもちのおやつです。元々はクリスマス時期に食べられていたのですが、今はいつでも食べることができるおやつになっています。今まで何度もフィリピンに行きながら、まだ食べたことがなかったので興味津々。
今回私たちの織物の里めぐりの旅の強力なサポーターで通訳の穴田久美子氏は、てきぱきと仕事をこなすだけでなく、食のスペシャリストでもあります。この人に付いていけば、必ずやおいしいものが食べられる。そんな彼女がイロコス州で食べたティヌピグの中で一番おいしい!といち押ししたのがこれ。
バナナの葉っぱでくるまれた焼きたての熱々ティヌピグをほおばると、ココナツと黒糖(マスコバド糖)で炊いた甘いもち米がとろ~りととろけて、口いっぱいにココナツの香りが広がりました。砂糖の甘さともち米のとろけ具合が絶妙な味で、皆ぞっこんはまってしまいました。疲れた体も元気100倍!という感じ。
次に向かう途中で慌てていたので、レシピや作り方を聞けなかったのは残念でした。
地元でもいちばんおいしいと太鼓判のお店。 炭火を使った大きな鉄板で、頻繁にひっくり返しながら焼きあげていきます。 |
バナナの葉っぱでおもちを円筒形にくるんだ食べやすいサイズ。 10本セットにして新聞紙で巻いて渡してくれます。 |
ココナツで炊いたやさしい甘みのもち米をバナナの葉っぱでくるんで蒸し焼きに。 ココナツの甘い香りとほどよい焦げ目も香ばしく、 絶妙な味覚のハーモニーに、しばし夢見心地でした! |
②エンパナーダ(empanada)
フィリピン人ならだれでも知っているスナック「エンパナーダ」。empanadaとはパンで包むというスペイン語で、スペイン統治時代にやってきたスナック。大きな餃子のような形をしていて、中にひき肉や野菜がぎっしり詰まっています。外側の皮はパイ生地やパン生地のものなどあります。
イロコスノルテ州パオアイ町で見つけたのは小麦粉を平たく伸ばした皮で具材を包んで油で揚げてありました。
皮が少しオレンジ色をしていて、マニラで食べたものに比べてかわいらしい。味は塩コショウのみでさっぱりしているのが後を引くおいしさでした。そうか!エンパナーダ食べくらべをしていくのも楽しいかもしれません。
世界遺産のパオアイ大聖堂の向かい脇にあるこのお店は美味しさに定評があるとか。注文を受けてから、具材を皮に包んで揚げるため少々時間がかかったけれど、揚げたてのエンパナーダを食べることができました。パリパリの皮とぎっしり詰まった熱々の具材のコンビネーションが最高!これまた、穴田氏の一押し。塩コショウ味でさっぱりとした味でとても美味しい。
同じイロコス州でも南のビガン市のエンパナーダはロンガニーサ入りが有名だけど、残念ながら食べることができませんでした。次回の?お楽しみに。
皮は少しオレンジ色をしていて、具材はひき肉とたっぷりのパパイヤが入っている栄養バランスのよい最高のスナック。私たちは夕食か゛わりにいただきました。 |
こちらは、マニラのサンデーマーケットで売られていた小ぶりのエンパナーダ。 |
③フィリピンスィーツ ピアヤ PIAYA ( ウベUbe)
PIAYAは小麦粉で作った皮の中に黒砂糖を煮詰めたものを包んで焼いたもの。日本のお饅頭を平たくつぶしたようなお菓子でそのまま食べてもおいしいけれど、軽くあぶって食べると外側の皮がパリパリして、中の砂糖がとろりと溶けてよりおいしいそうです。おやつにぴったり。 これはUBEうべ味(紫紅山芋)。フィリピンで人気のウベはアイスクリームやパン、ケーキによく使われています。 |