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ティナラク織の会「カフティ」からのメッセージ 

フィリピン・ミンダナオ島の先住少数民族 ティボリについて

ミンダナオ島の山岳地帯には、固有の文化を継承する約18の先住民族が暮らしていますが、彼らはフィリピン政府の入植政策や大規模開発、70年代からの日本を含む外国企業による森林伐採で、先祖伝来の土地や森を失い、厳しい生活を強いられています。現在はアグロフォレストリーや伝統工芸の復興で経済的自立を模索しています。

出典: 写真は『HABI』より

ティナラク織の会「カフティ」の森田奈美さんからのメッセージ 2008年秋

ミンダナオ島南部、ティボリの人々が暮らす町、レイクセブ。標高が千メートル近くあるので、近隣の暑い地域から涼しさを求めて、沢山の人々が訪れる小さな避暑地でもあります。

このティナラク織も、小物製品として、あちこちのお土産物屋さんで売られています。 少し前まで、そのお土産物屋さんは全てフィリピン人経営で、ティボリ人経営のものはありませんでした。現金収入がない地域なので、そこで安く買い叩かれても、わずかなお金であっても、苦労が報われないまま織物を売らざるを得ない日々でした。時々マニラやセブなどの観光地からも中間業者が来て、更に徹底的に買い叩いて行きます。そして、それは今も続いています。 結局、どんなに一生懸命織っても、又は手を抜いて織っても、同じように買い叩かれる経験しかしてこなかった織手さんたちは、どんどんやる気を失くしていき、またそれを見ていた若い人たちも「伝統を継ぎたい」とは思えなくなっていました。

私は12年前に現地に移り住み、素晴らしい技術を持った織手さんたちの仕事が、安く扱われているのを悲しい気持ちで見続け、私にできることとして、フェアトレードの形でティナラク織を運ぶ活動を始めました。「いい織物を織れば、ちゃんといい値段で買うよ」と言い続けて、質の高いものを次世代に受け継げるように、と活動しています。『ひとりNGO 』の私が支えられる織手さんは、まだまだ20人くらいで少ないですが…。

『夢を織り込む』といわれる、黒・赤・生成りの三色で織り成す伝統柄は、何百年も前から変わらぬ形で受け継ぎ、天然素材100パーセントの芭蕉布です。一本2メートルもない繊維を、ゆわいてゆわいて長い糸にするところから、たくさんの工程を経て出来上がる、沢山の時間を使った贅沢な織物です。 今回の訪問(8月~9月)では、現地でも豪雨が続き、いつも滞在する村に行く途中の橋が流されていて、私も腰まで水に入りながら川を渡って、製品を持ち帰りました。みなさんに手にしていただけたら大変嬉しいです。
現在は、マニラのNGO の支援などで、4つのティボリ人によるお土産物屋さんもでき、自分たちで広げていくようにがんばっている人もいます。これからも、織手さんたちが、この民族の誇りであるティナラク織とともに、いい仕事が出来るように、私の出来ることをし続けます。

アバカトゥリー(マニラ麻・糸芭蕉)

♣「カフティ」の植林活動 森の復活・植林基金大募集中です!

あなたの一歩で、木を、森を、増やしませんか?  100円でマンゴーの苗木1本

フィリピン・ミンダナオ島に暮らす、ティボリ民族の村「タラヒック」。ここに並ぶ6つの山々、ナム・ボルールに森を復活させ、昔のような、森の恵みとともに暮らす生活を取り戻したい・・・。

植林場所/ ミンダナオ島の南コタバト州スララ町タラヒック村の先住民族共有地40ヘクタール。現地パートナーNGO/ PFP(People for First People)

この地域は、木々が豊かに茂り、ティボリの人たちが狩猟・採集生活などで暮らしてきました。しかし、70年代から始まった伐採や移住者の開墾・焼畑等で、ほとんど禿山に・・・。そのため貧困に苦しむことになってしまいました。この植林では、もともと地域にあった種の木々をメインに、樹間に果樹も植え、将来その収穫から収入を得るアグロフォレストリーを実施します。森と村人が共存できる有機農法です。村人がミーティングを重ね、自分たちの意思でプロジェクトを進めています。土地の肥沃化のためにミミズの飼育が始まっており、苗も少しずつ育っています。

問合せ→ カフティ 森田奈美 fiunum@w7.dion.ne.jp  またはカフティのHPへ。


♣♣アグロフォレストリー 
多種多様な樹木を育て、その間でさまざまな作物の栽培や畜産をおこなう複合農業経営。熱帯林を切り払い、単一の作物を大量生産するプランテーション型の農業では、病害虫がおきやすく持続するのが難しい。その反省から、熱帯雨林の生態系の特徴である生物多様性にならって、なるべく多彩な生物の生育を組み合わせる考え方が「アグロフォレストリー」。熱帯雨林で暮らす先住民が行ってきた焼畑農業経営も、熱帯雨林の生態系に学んで多彩な作物をたくみに組み合わせており、アグロフォレストリーの先例とみなすことができる。

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