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NEWS バレンタインデーにはフェアトレードチョコレートを!

 

バレンタインデーを前に街はチョコレート商戦真っ盛り。デパートやスーパーをはじめ、100円ショップや文房具屋の店先などでも販売されていて驚かされます。どれも色とりどりの美しいパッケージに、子供が買えるお手頃なものから一粒500円もするような高級なものまでさまざま。今や星の数ほどあるチョコレートですが、こんなにたくさんのチョコレートが全部売れるとは思えない。当然のことながら売れ残ったら廃棄されてしまうのでしょう。そう思うと、なんともやりきれない気持ちにさせられます。なぜなら、この甘くて、おいしいチョコレートには「苦いお話」が隠されているのです。

チョコレートの原材料となるカカオはコートジボワール、ガーナ、ナイジェリアなどの西アフリカで生産されています。しかし、カカオ農家の多くは小規模で、生産技術が未熟なことと、カカオ豆の販売知識が少ないため経営が安定していません。その上、カカオ豆が安く買い叩かれることから、貧困層が拡大し、カカオ農場では多くの子供たちが長時間、無報酬のまま働かさる「児童労働」が報告されています。ここで働く子供たちは「カカオ」がチョコレートになることすら知りません。
(参考:ILO駐日事務所 「児童労働の実態」)
そこでフェアトレードの国際団体では、生産地の環境保全や生産者の人権を守る国際基準を設け、遵守している生産者に対してフェアトレード認証を行い、一定の買取価格の保証や長期的な安定した取引などを行っています。

カカオ農家の現状を知った以上、私たちはおいしいという理由だけでなく、「児童労働」ではないカカオを使ったチョコレートを選びたい!そして、多くの方にも安全な材料を吟味し、ていねいに作られたフェアトレードチョコレートをすすめていきたいと思っています。嬉しいことに年々、フェアトレードチョコレートの認知度は上がっています。最近ではさまざまな味が楽しめバリエーションが増え、値段もお手頃なものもあって選ぶのに迷ってしまうほどです。自然食品店、スーパー、デパート、通販などで購入できますのでぜひ手にとってもらいたいと思います。

そこで、私たちメンバーのイチ押は、大手スーパー・イオンのTOP VALUで出ているフェアトレードチョコレート。日本初の国内製造のフェアトレードチョコレートで、イオンと中央大学日高ゼミの学生たちとのコラボで2010年に生まれた商品です。カカオは、世界フェアトレードラベル機構(FLO)が定める国際フェアトレード基準を遵守しているドミニカ共和国CONACAD農園のものを使っています。「気軽に購入できるチョコレートを」という学生たちの声にこたえて、原材料を直接日本に輸入し、日本で加工製造することで、価格を抑え、微妙な味覚も調整することができたそうです。2013年にはパッケージをリニューアルしましたが、これも学生たちの販売促進提案によるもの。全国の学生に呼びかけてパッケージのデザインを募集し、100以上のデザイン案から東京の高校生のデザインが採用されました。

 「まろやか口どけミルク」「甘さひかえめビター」の2種類。12cmくらいのかわいい箱にはカワイイ地球が描かれているパッケージ。12粒入りでなんと118円!リーズナブルな嬉しいお値段。どちらも口どけよく、あっという間に食べてしまう、あとひく美味しさ。今年のバレンタインデーに友達や知人にプレゼントしてはいかがでしょうか?

残念ながら近くのお店で販売していない場合は電話や手紙を書いて店長にリクエストしてみてください。少しずつフェアトレードチョコレートのファンが増えて、その輪が広がることを願っています。

チョコレートの歴史、西アフリカのカカオ生産者の実態、そして児童労働の現状などについてもっと知りたい方はぜひ読んでみてください。

  
                                                               

 

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