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6.262021
オーガニックコットン(和綿)を育てる! 成長日記 ①5月~6月 フェアトレードから学ぶ
フェアトレードはモノの作り手への理解を深めること
環境や人権の問題解決を目的としたフェアトレードのTシャツや衣類は、オーガニックコットンや有機綿が使われることが多いですが、それには理由があります。一般に栽培されているコットンは、栽培面積が世界の2%にすぎないのに、世界で散布される農薬の16%が使用され、農場で働く人への被害が深刻で、近隣の地下水汚染なども引き起こしているからです。私たちはフェアトレード勉強会でオーガニックコットンについて学びました(2021.5.14.当ブログを参照)。
現在、私たちはフィリピン伝統織物の伝承をめざす女性職人を支援していますが、フィリピンは農業でオーガニック大国を目指しているそうで、戦前まで盛んだったコットン栽培も復興させようとしていることがわかりました。私たちはコットンの育つ過程を知らないので、ぜひ自分たちも栽培を体験してみようということになりました。
在来種のコットン(和綿)の栽培に挑戦
日本にはかって、全国各地に200種類ほどの在来種のコットンがあったそうですが、今では鴨川和綿農園の田畑健氏30年かけて全国から集めた約40種類が残るだけです。オーガニックコットンの製品を販売するメイド・イン・アースは和綿を育て、日本のコットン文化や「衣の自給」を考え、地球環境や未来を考えるきっかけを作りたい!と和綿の種ひろがるプロジェクトを開催しています。パクパク・ナティンもこの活動に賛同し和綿栽培を始めました。
綿は私たちの生活の中で、服やタオル、シーツなどとても身近なアイテムですが、綿についてほとんど知らないことに気が付きました。小さな種が発芽してから白いコットンボールができるまで綿の成長をじっくり観察していきたいと思います。
5月から6月までの成長記録
5月1日に撒いた種が和綿栽培の説明書とおり10日目に6つ発芽。5日後にあっという間にかわいい双葉が出ました。
6月2日
元気な2本に本葉が出始め背丈は7~8cmになりました。10cm超えたら2本に間引きします。
6月11日
虫よけにコンパニオンプランツの代表格マリーゴールドを植えました。コンパニオンプランツとは一緒に植えると互いに良い影響を与え合う植物のことです。
マリーゴールドはネグサレセンチュウなどの有害な土壌の線虫を減らす役割があるそうです。マリーゴールドに負けずにどんどん成長してくれるのを願っています。
6月21日
5月16日に追い撒きした綿は本葉が出た時すぐに1本だけで育てました。大きな鉢でのびのび育ち、栄養たっぷり行き届いているせいか?ぐんぐん成長しています。
気が付けば背丈は30cmを超えて大きな葉が目立ちます。
わが家で一番元気なコットンちゃんを「コットン太郎」と命名しました。今後の成長が楽しみです。
<続く>