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REPORT スター人形工房 フィリピン出張①

マニラ郊外の人形工房(スタードール多目的協同組合 カローカン市タラ村)を訪問しました(2/2)。パクパクの人気商品の赤ずきんちゃんや布おもちゃを製作している工房です。一昨年から生産が滞り、商品の入荷が遅れ、不良品が増えたり、メールや電話もつながらないときがあるので、心配していました。今回は返品商品を抱えての訪問です。

広い工房では、片隅だけでミシンが動き、ワーカーの姿も数えるほどです。4-5年前まで50人以上いたワーカーが15人に減少。幹部マネージャーのNさんや会計担当のEさんによると、残ったワーカーは小さな子どもやお年寄りを抱える女性たちで、他の仕事に移るのが難しい人ばかりで、彼らにとって工房は貴重な働き場とのことでした。工房が稼働しているのは週に3日で、状況はますます悪化していることがわかりました。

パクパクの看板娘の赤ずきんちゃん。顔づくりのベテランスタッフが外部で仕事をするようになり、
外注で製作をお願いしているが、なかなか納品されないそうです。
私たちもショックを受けました。顔づくりの技術は一朝一夕には培われないので・・。


フィリピンは経済成長が続いていますが、インフレが激しく生活必需品が高騰、ワーカーの激しい賃上げ要求に組合が応じらなかったために離職者がふえました。背に腹はかえられず、引き抜かれたベテランスタッフもいます。組合の資金も底をつき、注文を受けても材料が買えないという、資金繰りに困っている状態です。
私たちは商品を発注する際に、材料費を前払いし、出来上がった時点で残金を支払っています。これはフェアトレードの鉄則で、資金の乏しい団体の材料調達を支援します。しかし、材料代を前払いしてくれる団体はパクパクの他少なく、日々資金繰りに追われているとのことでした。パクパクの注文商品がやっとできたのに、お金がなくて日本へ送れなかった・・・ということも起きていました。貧しい人ほど小額ローンのシステムを必要としていると実感しました。以前は修道会の傘下で資金の一時借用ができたようですが、10年前に独立してからは、孤立無援、新たに資金調達の道が拓けるかが大きな課題です。

持ち込んだ不良返品分は、あっというまに縫製スタッフが修理してくれました。
不良品が増えた理由は、残ったスタッフが慣れない部分の針仕事を掛け持ちでしていることと、
最終検品を担当していたベテランスタッフが抜けたこと。前途多難です。
日本での検品にも力を入れなくてはと思いました。


埼玉県所沢市のK様からのご寄附をお届けしました
そんな折、パクパク顧客のK様から「ワーカーの皆様に届けてください」と1万円のご寄附がありました。ほんとうにありがたいことです。「現地の方が必要なものに使っていただければ」とのことでしたので、幹部スタッフに手渡し、「何に使いたいですか?」と聞くと、「材料の仕入れに使いたい」と即答。彼らにとってこんなにうれしいことはありません。K様、ありがとうございました。

今まで地道に誠実に組合運営をしてきたスタッフたち。マネジメント力もあるので、何等かの改善策を見出してほしいです。今年度の組合の継続書類を昨日カローカン市に提出してきたとのことですので、自分たちの仕事場を守るべく奮闘中です。

私たちができることは、日本から継続的に発注するほかありません。これからも厳しい状況が続くことと思いますが、ワーカーたちが共に力を合わせて、この危機を乗り切ってくれるように、どうか頑張って!と日本から祈っています。

K様のご寄附をスタッフに手渡しました。

ちなみに、1万円は約4000ペソで、約100kgのお米を買うことができます。
大きなご支援をありがとうございました。






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