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11.92014
REPORT ジャコウネコのコーヒー@Jakarta
インドネシアの珍しいコーヒーにも出会いました。コピ・ルアク Kopi Luakというジャコウネコのコーヒーです。ジャコウネコにコーヒーチェリーを食べさせ、未消化で出てきたコーヒー豆を取り出し、焙煎したものだそうです。体内で発酵され、独特な香りと味わいが生まれます。
でも、その歴史は皮肉なものです。
インドネシアは350年間オランダの植民地でしたが、コーヒー農園では、農民がコーヒー豆を採ることは厳しく禁止されていました。たまたま農民が、森に住むジャコウネコの糞の中に消化されないコーヒー豆が残っているのを見つけ、これを集めて洗って焙煎したのが始まりだったとか。それが、いまや希少価値から世界最高級のコーヒーに。欧米のカフェでは一杯100ドルだそうです。この3年間で需要が急増、まさに「金の糞」です!
友人によると、野生のジャコウネコは、真っ赤に熟した美味しいコーヒーチェリーしか食べないグルメなのだそうです。ところが需要が増えたため、飼育数を増やして無理やりチェリーを食べさせる業者もいて、質も低下、動物虐待にもつながるのではないかと心配していました。ジャコウネコも受難の時代に入ったようです。
スーバーマーケットで50g 2200円くらい。種類(製造会社)もいろいろありました。
せっかくの機会なので、カフェExcelsonでKopi Ruwak を注文してみました。1杯1000円と現地でも最高級品。すっきりとした味わいにはびっくり。酸味のないコーヒーでした。
業界では基準を設けて認定証を発行しているようです。ジャコウネコたちの成育環境が守られますように。