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7.302014
INFORMATION 津波防災教育 “Escape The Tsunami !”
「津波てんでんこ : Escape The Tsunami ! 」(啓発ビデオアニメ)を
フィリピンの子どもたちに伝えよう!5月6日にショッキングな報告がNHKニュースで報道されました。日本の南海トラフで起きる地震で、日本周辺の国々にどのくらいの高さの津波が押し寄せるのかを推計した研究がまとまったそうです(東京大学防災情報研究センター)。想定するM9クラスの巨大地震が発生した場合、3-4時間でフィリピンなどの東南アジア各国に到達し、最悪、津波の高さは4メートル以上、ミンダナオ東部の湾では8メートルにも達するという結果です。思いがけない研究結果に驚きました。これはNHKニュースで一度報道されましたが、新聞などでは取り上げられませんでした。日本人もほとんど知りませんし、おそらくアジア周辺国にも知らされてないのではと思います。日本と同じ地震国であるフィリピンですが、近年は大津波の経験がないため、子どもたちへの津波防災教育はされていません。昨年11月のスーパー台風30号による想定外のレイテ島の高潮災害は、日本にとっても大きな学びとなりました。フィリピンの人たちにも東日本大震災の津波災害から学んでほしいと思いました。
どうしたらフィリピンの人たちに伝えられるか、いろいろと資料を探し、気象庁HPにて啓発ビデオアニメ「津波から逃げる Escape The Tsunami !」が公開されていることを知りました。英語の字幕版もあります。版権があり、ダウンロードはできませんが、PCがあれば視聴できます(モバイルは不可)。ビデオアニメは「釜石の奇跡」といわれた子どもたちの体験記です。ひとりでも多くのフィリピンの子どもたちに視聴してもらい、「地震→津波が来る→高台へ逃げる」ということを知ってほしいです。海岸や河川近くに住む多くの貧しい人たちに!
フィリピンの子どもたちに伝えよう!5月6日にショッキングな報告がNHKニュースで報道されました。日本の南海トラフで起きる地震で、日本周辺の国々にどのくらいの高さの津波が押し寄せるのかを推計した研究がまとまったそうです(東京大学防災情報研究センター)。想定するM9クラスの巨大地震が発生した場合、3-4時間でフィリピンなどの東南アジア各国に到達し、最悪、津波の高さは4メートル以上、ミンダナオ東部の湾では8メートルにも達するという結果です。思いがけない研究結果に驚きました。これはNHKニュースで一度報道されましたが、新聞などでは取り上げられませんでした。日本人もほとんど知りませんし、おそらくアジア周辺国にも知らされてないのではと思います。日本と同じ地震国であるフィリピンですが、近年は大津波の経験がないため、子どもたちへの津波防災教育はされていません。昨年11月のスーパー台風30号による想定外のレイテ島の高潮災害は、日本にとっても大きな学びとなりました。フィリピンの人たちにも東日本大震災の津波災害から学んでほしいと思いました。
どうしたらフィリピンの人たちに伝えられるか、いろいろと資料を探し、気象庁HPにて啓発ビデオアニメ「津波から逃げる Escape The Tsunami !」が公開されていることを知りました。英語の字幕版もあります。版権があり、ダウンロードはできませんが、PCがあれば視聴できます(モバイルは不可)。ビデオアニメは「釜石の奇跡」といわれた子どもたちの体験記です。ひとりでも多くのフィリピンの子どもたちに視聴してもらい、「地震→津波が来る→高台へ逃げる」ということを知ってほしいです。海岸や河川近くに住む多くの貧しい人たちに!
日本とバックグラウンドが異なるので、本来なら紙芝居などのかたちが使いやすいかと思いますが、予算もマンパワーもないため、とりあえず、アピールメッセージのちらしを作成し、フィリピンの友人たち、とくに教育関係者、NGOにメールで送り、ビデオの視聴を進めています。
パクパクメンバーで相談し、関係者にまず100人という目標をたてて情報発信を始めました。その結果、1か月で約50人にお伝えすることができました。8月は現地へスタディツアーを行う団体も多いので、情報発信をお願いし、大学生には、直接プレゼンテーションもしていただけることになりました。
このブログを読んだ皆様にも、ぜひ情報をシェアしていただき、お知り合いのアジア諸国の方々に情報発信していただければと思います。よろしくお願いします。
津波防災啓発ビデオアニメ「津波から逃げる Escape The Tsunami !」 17分
視聴は気象庁ホームページへ
みなさま、ぜひ一度ごらんください!
さっそく反響もいくつかありました。昨年11月のスーパー台風30号ヨランダの被災後、現地NGOなどが住民の避難等の防災プログラムを作り始めているのだそうです。資料として役立ててもらえるとのことでした。
今後、フィリピンの人たちにも、想定外の津波災害にも備えてほしいと願っています。