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REPORT 大都市郊外のライフスタイル@ミュンヘン・その1


旅の後半は南ドイツ・ミュンヘンで過ごしました。ミュンヘンはベルリン、ハンブルグに次ぐドイツ3番目の人口約140万人の大都市です。ミュンヘンの中心から地下鉄で20分ほどの郊外に暮らす友人のKさん夫妻の家にホームステイさせてもらいました。

ドイツは北海道と同じくらいの緯度なので、夏は30度を超すこともありますが、湿度が低いのでとても過ごしやすいです。ただ、雨の日は18度くらいまで下がります。日によって気温の差が大きく、常に薄手のジャケットを持ち歩いていました。

 友人とたびたび近隣を散歩をしましたが、どこの家の庭もいろいろな草木が植えられていて、花や緑を楽しむことができます。最寄りの駅に向かう住宅街の中にも、突然広々とした原っぱや小さな森もあり市民の憩いの場になっています。ドイツでは簡単に木を伐採したり、住宅を建てたりしないように規制があり、住民も地域の自然を守ろう!とする意識が高いそうです。   

緑あふれる友人宅の庭
朝夕は小鳥やリスがやってきて、まるで森の中にいるよう。

夏は日の入りが遅く9時位まで明るいので、どこの家でも庭でBBQをしたり、食後テーブルにキャンドルを灯して語らいながら過ごします。そんな雰囲気の中で何日も過ごしてしていると、私もゆったりとした穏やかな気持ちになりました。まさに、命の洗濯です!日本でのあわただしい生活を反省し、日本に帰ったら週末位はゆっくり過ごしてみたいなぁ~と思った次第です。

「今日はとても暑いから、湖に泳ぎに行こう!」と友人たちに誘われ、ドライブすることに。バスや車が行き交う街を抜けて、ものの20分もすると、突然緑の草原があらわれました。草原ははるか先まで続いていて、あちこちで馬が草を食んでいます。

友人のご主人いち押しの場所に連れてきてくれました。
青と緑のクレヨンだけで絵が描ける素晴らしい景色。
                  
遠くに赤や茶色の屋根が重なる小さな村が見えます。そして遥か先にはアルプスの山々も見え、まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界。「時々あの村にチーズを買いに行くのよ、おいしいよ!」と友人。へぇ~、東京ならスーパーやデパ地下で買うチーズ。家からわずかな時間で、こんなに素晴らしい景色と澄んだ空気が味わえて、その上、フレッシュチーズまで買えるなんて?なんてぜいたくなこと?!彼らの生活をとてもうらやましく思いました。

まっすぐに続く緑の道を走っていると、ヘルメットにサイクリングウェアの自転車族がビュンビュンと走り抜けていきます。ドイツでは環境保全のため、自転車利用が奨励されていて、道路脇には自転車レーンが設置されています。日頃から足腰を鍛えているせいか?夏のバカンス時期は自転車で旅に出る人が多く、一日に20~30キロ走行するのは当たり前、州や国境を越えて目的地に向かうようです。彼らのバイタリティーあふれる姿には圧倒されました。

10分ほどで湖に到着。湖は上野の不忍池位の大きさで、水は薄茶色できれいとは言えません。「まさか、ここで泳ぐの?」と聞く私に、「これって、日本だったら沼だよね?!」と笑うK子さん。

この日30度を超える暑さだったため、湖は大賑わい。家族連れやカップルが岸辺の草むらに寝そべって日光浴をしたり、おやつをたべたり、読書をしています。中には一糸まとわず全身泥パックを楽しむご夫婦もいてびっくり仰天。小さなこどもからお年寄りまで湖をスイスイと泳いでいる姿は何とも優雅。老婦人たちのビキニ姿もステキでした。

ドイツで過ごして感じたことは、ドイツの人々は日々の生活の中でも野原や森を散歩し、自然の中で過ごす時間をとても大切にしています。また、自然環境の保護やリサイクルへの意識も高く、見習うべきと感心させられました。

友人によると、ドイツの憲法には「次世代のために自然を守る責任がある。」という一文が加えられているそうです。学校教育はじめ家庭や地域で自然を守る体験や知識が身に付き、大人になってわが子に引き継がれていくようです。ドイツ人のライフスタイルを見て、体験することで自分の生活スタイルを見直す良いきっかけになりました。

              
 まるで映画「stand by me」の世界。元気いっぱいのワンパク坊主たち。



ドイツの夏の午後の過ごし方。ドイツは冬が長く厳しいため、太陽の日差しをとても大切にしています。
平日ですが、のんびり、ゆる~りと過ごす人たちを見ているだけで、こちらもゆる~りとした気分になれます。

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