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伝統織物『ビナクル』の里 1 イロコス地方を訪ねて

フィリピンの伝統織物 『ビナクル Binakol 』 の里へ




●イロコス地方を訪ねて

フィリピン・イロコス地方で古くから手織りされてきた織物の総称は「イナベル INABEL」と呼ばれています。植物・動物・人物などをモチーフにしたさまざまな織のデザインがあります。私たちは、なかでも「ビナクル Binakol」という大自然のパワースポットをモチーフにした伝統織物に注目し、ビナクルを継承する織り手さんを訪ねて、織物の里を巡ってきました(2/26-3/2)。

イロコス地方は、ルソン島北西部に位置しています。地図にあるように、「北イロコス州 Ilocos Norte」と「南イロコス州 Ilocos Sur」に区分されています。東シナ海に面し、海岸線がつづきます。

『地球の歩き方 フィリピン』より
首都マニラがある最大の島がルソン島。これはルソン島北部の地図。
コルディエラと呼ばれる山岳地帯が中心に連なっています。
北西部のイロコスまで陸路だとマニラから10時間。

 

●マニラからラワグへ(2/27)

イロコス・ノルテの州都はラワグ LAOAGです。マニラから国内線飛行機で約1時間、ラワグ空港までフィリピン航空のフライト。

 

じりじりと照りつける日差しと、抜けるような青い空、やわらかな南国の風と鮮やかな花々が私たちを迎えてくれました。フィリピンのCovid-19の水際対策は徹底していて、ひとりひとりセンサーで検温。

空港からはレンタカーでラワグ市内へ。ラワグ川を越えると市内のランドマーク、高さ45Mある聖ウィリアム聖堂のベルタワー(鐘楼)。別名 Sinking Belltower : 沈みゆく塔。川近くの砂地に建てられたため、1年に1インチずつ沈んでいましたが、改修工事で沈下は止まったそうです。なんとスペイン統治時代の1793年に建てられたもので風格があります。

 

 
 
 
通り沿いの建物にはかつてのスペイン統治時代の古い家がそのまま使われていて、窓にはこの地方特産のカピス貝がはめ込まれています。
 
 

 カピス貝の窓は、強烈な南国の日差しを柔らかな光に変えてくれます。町の古い家々にはあたり前のように使われていてとても風情があります。

今回私たちを案内してくれたのが、ラワグの隣町サラット村 Sarratで織物協同組合を運営する、笑顔が素敵なMs.Lyn リンさん。
ラワグ川の広々とした川べりでは、みんな家族でピクニックを楽しむとのこと、自然とともにゆったりと生きる人たちの笑顔がまぶく感じました。

●伝統織物『ビナクル』の里2 サラット村へ・・・・・続く

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