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3.62008
フィリピン家庭料理 エビのシニガンスープ Sinigang Na Hipon
✤✤✤フィリピンのエコ・クッキング エビのシニガンスープ✤✤✤
Ty 京子 2008年
フィリピンの代表的なスープ、さわやかな酸っぱいシニガンスープをご紹介しましょう。毎日の食卓に欠かせないいわば日本の味噌汁のようなスープです。ポイントは、米のとぎ汁を使うこと。日本でも米のとぎ汁は大根や筍をゆでるときに利用しますが、フィリピンではだし汁として煮込みやスープに利用します。米をといだ一番目の水は捨て2-3回目のとぎ汁を利用します。スープの味がとてもマイルドになります。エコでおいしい生活の知恵ですね。
フィリピンではスープの酸味付けにサンパロック(マメ科の植物)カミアス(熟しても甘くない緑色の小さなフルーツ)を使いますが、梅干とレモン汁で代用できます。暑くて食欲のない時にとくにおススメです。エビだけでなく、牛すね肉やブタのスペアーリブ・鶏肉を使って作ることもできます。この場合、あらかじめ肉がやわらかくなるまでゆでておきます。
✤材料: 4人分
有頭エビ(または無頭・大)8尾…エビはひげを切っておく
トマト 小1個・・・乱切り 玉ねぎ 中1/2個・・・薄切り なす 2本 ・・・乱切り
大根 8cm・・・厚い拍子切りまたは乱切り オクラ 4本 半分に切る
小松菜 1/3株・・・ゆでて3-4cmに切る
米のとぎ汁 4カップ 青唐辛子 4本 梅干 大2個 塩少々
パティスまたはナンプラー 小さじ1と1/2 レモン 1/2個
✤作り方:
- 有頭エビはだしが出るので頭と殻はつけたままにしておく。
- 米のとぎ汁の中に大根を加えて煮る。
- 大根がやや柔らかくなったら、トマト、玉ねぎを加えます。
- 大根が煮えたら、エビ、青唐辛子、オクラを順に加える。
- 梅干は種を取り、実をたたいておき、ほぐしながら④に加える。
- 塩とパティスで味を調えて、火を止める直前にレモン汁を加え、
好みですっぱさを調節する。
- 最後に小松菜を加える。