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REPORT① まちを守った緑の防潮堤 Bakhawan Eco-Park パナイ島 

フィリピン出張報告
パナイ島アクラン州カリボのパートナーNGO、ウスワグ財団を2/2に訪問してきました。アクラン州は、スーパー台風「ヨランダ」(2013.11)により大きな被害を受け、昨年は商品作りがストップしましたが、今年は「仕事があれば私たちは復興できます」という代表のディディさんの言葉を受けて、たくさんの注文を携えての訪問となりました。今まで大きな津波や高潮災害の経験のなかったフィリピンですが、財団では新たな防災プログラム作りが始まったそうです。私たちは「<津波てんでんこ>をアジアの子供たちに伝えよう」という情報発信(ブログ2014.7.30.参照)をしているのですが、残念ながら、「津波が来たら→高台へ逃げる」という日本の教訓は、高台が近くにないカリボの地形では、非常に難しいことがわかりました。しかし、ディディさんからは、「緑の防潮堤」の取り組みの成果を伺い、たいへん感銘を受けました。「緑の防潮堤」とは、マングローブの再生林のことです。

1990年、ウスワグ財団では、州政府と地域住民の協力で、養殖池が放置された泥だらけの海岸線を高潮や洪水から守ろうと、マングローブの苗の植林を始めたそうです。それがバクハワン・エコパークBakhawan Eco-Park(Bakhawanはマングローブの意味)です。50ヘクタールから始まった植林は、多くの人たちの協力により、25年を経て、なんと4倍以上の220ヘクタールに大きく育ちました。

マングローブのエコパークの入口。入園料100ペソ(約270円)をもとに
地域NGOが自主管理、地域の雇用にもつながっています。
案内していただいた公園は、1.3kmの竹製の遊歩道が海に向けて設置されていて、
美しい森の中を鳥のさえずりを聞きながら、のんびり散策できます。
代表のディディさん(右)と大きく育ったマングローブの森で緑に染まる。

 

マングローブはタコ足のようにしっかりと根を張ります
根元には多くの魚や貝、カニがもどり、「海のゆりかご」に。
水路も設計され、筏やカヤック遊びもできます。
公園はピクニックが楽しめる家族やカップルに人気のスポット。
養殖スペースでは、カニや貝、ミルクフィッシュなどが育てられていました。
遊歩道のすぐ先は海。海側の若いマングローブは私たちの背丈くらい。
遊歩道の終点は、海を望む休憩スペース。バーベキューも楽しめます。
スーパー台風の暴風雨の破壊力は凄まじかったそうですが、大きく育ったマングローブの森は、高潮被害を最小限に防いでくれたそうです。被災3ヵ月後には、破壊された部分に民間寄付で8000本の苗が新たに植えられたといいます。数十年先を見越しながら、地域の人の手で育てるこの緑の防潮堤(Green Mega Dike?)は、まさにフィリピンのピープルパワーの結集だと思いました。
この公園は、アジア太平洋地域の再生の森(Reforest)の成功例として、国連からも高い評価を受けているとのことでした。このプロジェクトの仕掛け人のディディさんの自然に寄り添い共生をめざす視点と、リーダーとして粘り強く地域の人々をまとめあげた行動力、地域への深い愛情には心より敬意を表したいと思います。
マングローブの苗

 

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