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3.212014
REPORT スター人形工房 生産者との打ち合わせ 1 @タラ村
マニラに到着した翌日(3/5)は、朝一番でスタードール多目的協同組合(カローカン市)を訪問し、打ち合わせをしました。私たちのメインの商品、赤ずきん人形などチェンジドールを製作している工房です。
まずは、日本から運んできた返品商品Rejectの説明です。単純な汚れや縫い目のほつれ、パーツの欠落をはじめメールや写真では伝えきれない細かな修正点を幹部スタッフと現場の責任者と一緒に確認し合います。とくに小さなチャームなど人形の表情は1ミリのずれで大きく変わってしまいます。納得いくまで修正点を話し合いました。
次に、新製品のサンプル製作の依頼&価格交渉。これはメインの仕事でもあります。縫製部門での発注は5種類で試作サンプル15点にもなりました。型紙やマテリアル&パーツ、英文指示書など佐藤と遠藤で分担してかなり気合を入れて準備していきます。昨夜も深夜まで手順を予習。限られた約3時間で彼らにすべて伝えなくてはならないからです。彼らも新製品がほしいと考えているので、真剣に食いついて?きます。ステッチが何本入るのか、何工程必要か? と鋭い質問が飛び交い、彼らなりに同時に経費を計算していくのです。
インフレでワーカーの労賃が高騰しており、幹部スタッフは運営に頭を悩ませる日々。彼らの事情は理解できますが、日本の私たちも消費税増税も控え、価格を抑えたいという厳しいビジネス事情tがあります。お互い主張しながら妥協点を探るしんどい作業が続きます。12時にひととおりの説明を終えて、ほっと肩の荷がおりましたがへとへと・・。
サンプルの試作は腕利きのエキスパート二人が担当。佐藤の熱のこもった説明に ひとつひとつ製作手順を確認するスタッフたち。 |