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伝統織物の技法を競い、育てるコンテストーPina(ピーニャ)とAbaca(アバカ)

「Likhang HABI Market Fair 2024」日時 : 10/18(金)-20(日) 10:00-22:00(最終日-21:00) 場所 : Glorietta Activity Center

ピーニャ織とアバカ織のコンテストの開催

イベント期間中には、二つの伝統織物技法コンテストが開催され、表彰式がありました。これは伝統の手織や手織の製品を奨励し、織り手たちの生活を向上させるのを目的としているそうです。

 

Pina Weaving Competition

( ※ピーニャとはパナイ島特産のパイナップルの葉脈繊維を紡いで織り上げた布。羽衣のように薄く繊細な伝統織物で、フィリピンの正装にも使われています。)

7回目を数える今年のピーニャコンテストは30点ほどの応募があったそうです。このコンテストをめざして織り手たちは工夫をこらした作品を織りあげます。それが技術の革新や失われたと思われる技術の復活にもつながっているそうです。

舞台では、ピーニャ布コンテスト表彰式が行われました。私たちと長くお付き合いのあるラ・ヘルミニア工房の織り手が優勝するという嬉しいサプライズも🎊 旧交を温め、久しぶりにピーニャ布の仕入れをすることができました。

フィリピンのフレームを織り上げた個性的な作品が印象に残りました。

男性の正装「バロンタガログ」や女性のドレスには、ピーニャ布が使われ、美しい刺繍がほどこされます。

ABACA WEAVING COMPETITION

(*アバカとは、マニラ麻のことでフィリピンの代表的な伝統織物。昔は船舶のロープに使われたほど強靭。繊維は日本のお札の原料にも使われている)

ミンダナオ島ティボリ民族のティナラク織(写真左と右)はアバカを草木染し、仕上げは貝でこすり艶出しをします。多彩なデザインは夢のお告げともいわれます。

写真中央のマクラメ編みのようにアバカ繊維を結び編みする伝統技法も美しい。

マニラ麻(アバカ)の特徴である張りと艶を利用したドレスやバッグ。パーティーが多い方にはピッタリ👗

 

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