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12.72024
フィリピン マニラのスーパーマーケット
フィリピンの生活と文化あれこれ スーパーマーケット
高層ビルが建ち並ぶビジネス街、富裕層や外国人も多いマカティ地区のスーパー(The Land Mark )をのぞいてみました(2024.10.22.)。
生鮮食品は無駄の出ない量り売り
まず目に飛び込んでくるのが、美味しそうなトロピカルフルーツ。バナナも料理用バナナややモンキーバナナなど数種類が並んでいます。必要な量だけ選んで、量り売りをしてもらいます。しかし、以前と違って、バナナは房ごとに重さがすでに量られていて値段が付いていました。量る手間なく買いやすくなっていました。マンゴーは重さを量ってもらいます。
多民族社会のスーパー
フィリピンは約7000の島から成り、約2000の島に人が暮らしています。島によって民俗文化が異なり、民族の数は100以上といわれています。宗教もキリスト教、イスラム教、仏教ほかさまざま。多民族社会は、商品も配慮されています。グルテンフリー、ベジタリアン、ハラルフードなどなど。
エコバック持参がルール、プラレジ袋は禁止
フィリピンは、一般ごみの焼却が法律で禁止されているため、大半のゴミが埋め立て処分になっています。プラスチックも燃やせないため、川や海に投棄されたり、大きな社会問題に。そこで日本より早く15年以上前から、使い捨てのプラスチック製品やレジ袋の使用が厳しく禁止されています。ほとんどの人がエコバッグを持参していました。経済成長が進む今、ゴミの分別の徹底とリサイクル事業はフィリピンにとっては、喫緊の課題です。
一方で、日本はプラスチックの約6割が焼却処理されていますが(サーマルリサイクル等)、焼却にはエネルギーが必要で、CO2も多く排出し、環境負荷も高いといわれています。こうした熱回収方法は国際的にはリサイクルと認められていません。そして焼却以外の約3割は、依然として東南アジアなど海外に輸出されています。つまり日本のプラゴミ処理は大量焼却と海外輸出で成り立っているのです。問題の出口が見えない今、先進国としての大量生産と大量消費を見直し、止める仕組みづくりや法律が必要だと思われます。
キリスト教徒が9割といわれるフィリピンでは、10月からクリスマスイルミネーションが華やかに街を彩ります。