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REPORT 赤ずきんちゃんと富岡製糸場に行ってきました。

「富岡製糸場」に着くと色鮮やかなれんがの建物が目に飛び込んできました。長さ100mにもおよぶこの建造物が明治5年に建造されたとは思えない頑丈な作りに驚かされます。(木骨煉瓦造)この倉庫では製糸場の歴史や当時働いていた工女の様子を写真やパネル、ビデオ映像などで学ぶことができます。また、土曜日・日曜日は手回し式の伝統的な繰糸器、座繰り器を使った繰糸体験ができます。この繰糸作業を見学しすると、日頃私たちが手にしている絹織物がどのような工程を経て糸となり、織り上げられてきたかと思うと丁寧に扱っていかなければとつくづく感じます。

3.738㎡(16,255坪)もの広い敷地には、東繭倉庫の他、西繭倉庫・繰糸場、乾燥場、工女の寄宿舎などの建物が重要文化財として管理保存されています。当初、フランスから10人もの建設指導者や技術指導者を招き、器械製糸技術の指導が行われました。どの建物も西洋と日本の技術が融合した特色ある建物でとても興味深いです。また、この製糸場には全国から若い女性が集められ「伝習工女」として学び、各地で指導者として働き、良質な生糸生産の大切な役割を果たしたそうです。しかし、当時工女の給金が1円だったのに対し、フランス人指導者は750円だったそうで、あまりの差にただただビックリ!

ゆっくり説明パネルを読みたかったのですが、次々に来場者が次々と入場して来て、立ち止まることが難しいほどの込みようです。次回は地元のボランティアガイドさんの説明付で回りたいと思いますが、予約殺到でそれもなかなか厳しいそうです。昨年までの来場者は年間約30万人だったのが、4月~8月までに55万人に達したというのですから、すごい人気ですね!2-3年後に行けばゆっくり見られると思います。(笑)

★東繭倉庫は1Fは事務所と作業場があり、2Fには乾燥させた繭を貯蔵しました。★
 

            
        ★創業当初から数えて3代目の工女寄宿舎(昭和15年建造)★

        

                 見学につかれた赤ずきんちゃんは史跡前でひと休み~。

                     ★ 座繰り器を使った繰糸体験★
 右手は小さなほうきのようなものでお湯を回しながら繭を動かし、左手でハンドルを回しながら生糸を巻きつけるのはなかなか至難の業。

ぐらぐらと煮えた湯の中に30個ほどの繭が浮いている。このひとつひとつの繭から生糸を取り出す。中央に見える白い糸は30本の生糸を撚りあげている。繭一つから取り出せる生糸は1300m~1500m。着物一着分で繭2600粒が必要。

生糸を取り出した繭は透けていて、中にはサナギが入っていました。
         「お蚕さん貴重な糸をありがとうございました。」 と言いたくなります。

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